バイトの基礎知識

アルバイトと正社員の違い

日頃普通に使っているアルバイトやバイト。このアルバイトは正社員と比べるといったい何が違うのでしょうか?アルバイトは非正規雇用の一種です。そして正社員が正規職員ということです。

しかし、両者の違いは実は慣習的なものであり、企業が呼び分けているだけで、法的には同じ労働者であり、主に就業時間などの契約関係が異なるだけなのです。

ですから、バイトであっても労働者としての当然の権利はあるのです。例えば年次有給休暇やその他労働基準法に規定する労働者の権利はアルバイトでも正社員同様あります。

ただ、企業によっては正社員には認めている権利をアルバイトには認めていないケースがしばしば見受けられます。これは会社が自社で勝手に区別しているだけであり、格差社会の一因となるとして社会問題の一つとなっています。

現実的には差別的な取扱いも

以上のように実はアルバイトなどの非正規社員と正社員とは会社が便宜上区別しているだけであり、基本的にはアルバイトだからといっても差別することは違法性があるといえるかもしれません。

しかし現実的にはアルバイトと正社員のかなりの待遇の違いなどがあります。例えば法的に問題なく年次有給休暇などをバイトにも与えたりして、法的に問題がなくても意識の中で違いがある場合があります。

すなわち“バイトだから”などという言葉なんかもよく耳にするかもしれません。この意識は会社側だけでなく実は労働者側でもけっこう持ち合わせている意識であります。

労働者側でもアルバイトだから責任がないなどという考えを持っている人もいます。アルバイトでも基本は正社員とは変わりませんので、仕事に関する取り組みは違いがありませんので注意が必要なところだと思います。